ASEAN地域もラマダン期間はテロ警戒の必要あり

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イスラム過激派組織「イスラム国(ISIS、ISIL)」は、ラマダン期間中(6月6日から7月5日頃まで)にテロを呼びかける声明を公開した。ASEAN地域においては、イスラム教徒が多数を占めるインドネシア・マレーシア・ブルネイと、イスラム過激派組織が存在するフィリピンにおいては特にテロに対して警戒を行う必要がある。

イスラム教徒が従うラマダン歴(断食月)は、年によって異なり、今年は6月6日から7月5日頃までがラマダンの時期となる。このラマダンが明けた後には、ラマダンを無事に明ける事が出来た事を祝う大祭(レバラン・イード)が開催される。ISISは、このラマダンとレバラン期間において、欧米諸国に向けたテロなどの攻撃を行うようよびかける声明を発表した。

昨年にもISISは同様の呼びかけを実施しており、正確な関連性は不明だがフランス・クウェート・エジプト・マリ・ナイジェリアなどでテロが発生していた。これらのテロは現地民のみを対象としているわけではなく、高級ホテルやビーチなども対象となっているため、多数の外国人観光客が殺害されたテロも発生していた。主な攻撃対象としては、欧米各国となっているが、アジア地域においても警戒する必要がある。また、イスラム教では金曜日が集団礼拝の日となっているため、特に金曜日は警戒する必要がある。

在ブルネイ日本大使館も、ラマダン期間中にはイスラム過激派組織がテロを呼び掛けているとして警戒を呼び掛けている。

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