南シナ海での軍用機使用は人道的目的のため問題ない、中国外務省

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画像提供:中国外務省
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中国政府は南シナ海において他国の了承を得ていない人工島を建設しているが、スプラトリー諸島で造成した人工島に軍用機を着陸させたことをアメリカ国防省が批判していることに対して、中国外務省は「軍用機を着陸させたのは病人を搬送させるためであり問題は全くない。」との旨の見解を述べた。

中国政府が人工島の建設を進めているスプラトリー諸島のファイアリークロス礁において、民間の作業員に急病人が発生したため、中国政府の海上パトロール用の哨戒機がこの諸島へ離発着を行っていた。アメリカ国務省では、この軍用機の離発着が中国政府が軍事化を進めている証拠のひとつであり、本当に軍事化を進めていないのであれば民間機を使用すべきであり、軍事化を進める動きを早急に停止するよう強く批判するコメントを発表していた。

中国外務省で19日に開催された定例記者会見において、外務省報道官は「アメリカ政府が中国政府を批判する理由がよく分かりません。人道的な理由により急病人を軍用機で輸送するのは、世界的に見ても一般的な対応策です。通常の中国政府でも、地震などの災害が発生した場合には、同様の対応を行っています。そもそも、アメリカ政府も南シナ海に軍用機や軍艦を派遣しており、中国政府を批判するのであれば、アメリカ政府も南シナ海へは民間機を派遣すべきだ。」との旨の見解を述べた。

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