中国はインドネシアとタイとの高速鉄道計画は順調と発表

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画像提供:中国外務省
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中国政府は一帯一路の構想の元でインドネシア政府とタイ政府と高速鉄道計画をそれぞれ進めているが、両国政府との間で様々な問題が発生し工事が円滑に進んでいない状況である。しかしながら中国外務省は、両国政府と進めている高速鉄道計画は順調に進んでおり何ら問題が無い、と発表した。

中国政府とインドネシア政府が進めている高速鉄道計画は、着工式のみが正式契約の前に開始されるという異例の形で進められており、紆余曲折の末に3月中旬に正式に事業契約を締結した。しかしながら、まだ全ての許認可が得られておらず、工事を進めながら必要となる許認可を得るという形で進めることとなり、今後も様々な問題が発生するとみられている。

中国政府とタイ政府が進めている高速鉄道計画も、インドネシアと同様に着工式のみが正式契約の前に開始されていた。また、建設に必要となる資金は中国政府からタイ政府に融資するとの事前の合意があったが、正式な開発契約を締結する際に金利や沿線における開発権利などの詳細に合意が出来なかったため、タイ政府側が一部の区間に関しては自己資金で建設する方針を決定している。

中国外務省で3月28日に実施された定例記者会見の際に、記者から両国政府と進められている高速鉄道計画の現状についてのコメントを求められた際に「中国政府はインドネシア政府・タイ政府と、win-winの関係を構築するための協力を進めている。開発プロジェクトを円滑に進めるための緊密な関係を維持できていることから、現状では何ら問題が無い状況である。この鉄道を開通させることにより、道路沿線の経済成長が促進され、人材交流を促進させることが可能となり、経済的・社会的にも重要なプロジェクトである。」と見解を述べた。

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