バチカンはASEANとの連携を模索

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画像提供:アセアン事務局
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アセアン加盟国では国教が定められている国が存在するが、基本的にはそれぞれの国で信仰の自由が認められており、今年末に設立が予定されているアセアン経済共同体(AEC)においても、宗教の違いを受け入れたうえでの共同体となる予定である。バチカンのローマ法王庁は、このアセアン地域においてキリスト教への理解を深めることなどを目的として、アセアン事務局への訪問を実施したことを発表した。

アセアン事務局の発表によると、8月12日にローマ法王庁のピエトロ・パロリン(Pietro Parolin)国務長官からの訪問を受けて、バチカンとASEANにおける協力方法について話し合われた。会談の際にバチカン側は、アセアン共同体を設立することは、経済成長を促進するだけでなく地域の平和と安全に繋がるための素晴らしい試みであると称賛した。アセアン事務局側は、今回の訪問を歓迎するとともに、地域の平和を促進する方法として、様々な面からの相互理解を深める事が必要であるとの認識を示した。

ASEAN地域では仏教、キリスト教、イスラム教などの様々な宗教を信仰する国・人が存在しており、ASEAN地域の融合を図る際には宗教は避けられない問題となるため、共同体設立後は宗教問題に関しては難しい舵取りが要求される見込みである。

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