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齋藤元彦知事の兵庫県は、「『多文化共生』を考える研修会2025」を8月に開催することが明らかになった。
兵庫県よると、県内には、約160か国、約14万2千人の外国人県民が暮らしており、文化や言語、生活習慣の違いなどを認め合い、互いに尊重し合う多文化共生社会の実現をめざし、「『多文化共生』を考える研修会2025」を開催することとなった。開催方法はオンラインであり、定員は各回60名となる。対象となるのは、県・市町職員(外国人住民担当、国際担当、ケースワーカー、教育委員会職員など)、教員、日本語教師・ボランティア、外国人支援NGO職員、企業関係者など、興味のある者は誰でも参加可能となる。
研修会の日程・プログラムは、第1回目は8月18日に【総論~単一民族国家という幻想~】として、「アイヌ、先住民族の歴史と文化」「同化と他者化の歴史―戦後沖縄の本土就職者の生活史調査から」のテーマで講演が行われる。
第2回目は8月20日に【外国ルーツの子どもが元気になる教育】として、「教える側の多様性の大切さ」「多文化多言語の子どもが輝く!教育現場の取り組みとは~『日本語能力評価方法の改善のための調査研究』から見えてきたもの~」のテーマで講演が行われる。
第3回目は8月22日に【海外の移民、マイノリティ政策の光と影】として、「ドイツ~移民社会の現実に教育はどう向き合うか~」「アメリカ~多様性推進は終わったのか?」のテーマで講演が行われる。
第4回目は8月23日に「ネパールからの移動の新たな傾向~女性と子どもたちの急増~」「フィリピノナガイサの活動」のテーマで講演が行われる。