日米韓は合同でセミナー・机上訓練、ASEAN職員に能力向上支援

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海上保安庁は、韓国釜山市で開催された、韓国海洋警察庁主催の捜索救助に関する日米韓海上保安機関(日米韓CG)による合同セミナー及び机上訓練に職員を派遣し、日米韓共同でASEANの海上保安機関職員に対する能力向上支援を実施したことを発表した。

海上保安庁は、日米韓首脳会合において発表された共同声明「キャンプデービッドの精神」を踏まえ、日米韓合同捜索救助訓練やASEAN・太平洋島しょ国の海上保安機関に対する日米韓合同能力向上支援などの取組を実践してきた。

今回は、韓国海洋警察庁(KCG)が米国沿岸警備隊(USCG)巡視船「STRATTON(ストラトン)」の韓国・釜山港入港にあわせて主催した捜索救助(SAR)に関するセミナー及び机上訓練に、海上保安庁の職員が参加することとなった。

セミナーと机上訓練に参加した者は、日本の海上保安庁の本庁職員2名、米国のUSCG 沿岸警備隊巡視船「STRATTON」乗組員など、韓国のKCG海洋警察庁 本庁職員など、ASEAN 等海上保安機関職員となる。開催されたセミナーは『各国の海難救助関係法令と規制や独自制度について』『海難事故の事例共有と対応策の分析』、机上訓練は『海難事故の対応手順について』『各国の官民協力制度について』となる。

今回のセミナー及び机上訓練では、日本の海上保安庁から参加した職員は、日本における海上捜索救助に関する制度や過去事例の紹介、海難事故対応の手順確認などを行うとともに、KCG救助専門部隊関連施設の見学などに参加した。

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