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あべ大臣の文部科学省は、自民党政権が日本の宝と称した外国人留学生の受け入れを今年度も継続するため、国費外国人留学生制度として177億円を投入する事業の一環で、大使館推薦により修学する外国人留学生の募集を開始した。
文部科学省によると、国費外国人留学生制度は、海外から優秀な留学生を受け入れることにより、国際交流・友好親善の促進及び諸外国の人材育成に資するとともに、我が国と世界の発展に寄与することを目的とする制度であるとしている。
今回は、在タイ日本国大使館、在シンガポール日本国大使館、在ベトナム日本国大使館などで、令和7年度の奨学金留学生の募集が開始された。学部留学生の場合の募集要項によると、留学生の定義は、「大学の学部の課程に在学する者及びこれに先立ち日本語等予備教育を受ける者」となる。給付される奨学金は、月額117,000円となり、特定の地域において修学・研究する者には、月額2,000円または3,000円を月額単価に加算される。また、大学における入学金、授業料及び入学検定料は徴収されない。渡日旅費は、旅行日程及び経路を指定して航空券が交付される。帰国旅費は、本人の申請に基づき航空券を交付する。
なお、文部科学省の令和7年度予算額(案)では、『外国人留学生奨学金制度』として、219億円を投入する予定となっている。この内訳は、『国費外国人留学生制度』として177億円、『留学生受入れ促進プログラム』として32億円、『高度外国人材育成課程履修支援制度』として2億円となる。