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日本政府は、マーシャル諸島共和国における国際空港旅客ターミナル改築計画と漁業調査を支援するため、総額8.16億円の無償資金協力を実施する。
「アマタ・カブア国際空港旅客ターミナル改築計画(詳細設計)」は、供与額が1.16億円として実施される。この協力では、アマタ・カブア国際空港の既存の旅客ターミナルビルは、1971年の開港時から約50年にわたり使用されていることから、経年劣化による老朽化が著しくなっているため、旅客ターミナルビルなどを整備するものとなる。この整備により、マーシャル諸島の経済成長基盤の強化が期待される。今回の協力では、その詳細設計に必要な資金を供与するものとなる。
「経済社会開発計画(漁業調査監視船供与)」は、供与額が7億円として実施される。この支援では、水産業が重要な収入源となっている太平洋島嶼国のうち、マーシャル諸島共和国に対して、水産資源量の増減や分布の持続的な確認等に用いられる漁業調査監視船等を供与するものとなり、マーシャル諸島の持続可能な水産業振興への寄与が期待される。