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岸田政権の元の上川外相の外務省らは、途上国の人々の保健問題の解決に貢献するために、インパクト投資を通じた民間資金の動員を図っていることが明らかになった。
上川陽子外務大臣は、グローバルヘルスのためのインパクト投資イニシアティブ(トリプルアイ)共同議長であるアヨーデ・アラキジャ氏及び渋澤健氏(シブサワ・アンド・カンパニー代表取締役)から、5月17日に表敬を受けた。この表敬では、上川大臣から、先般のアフリカ訪問時に視察した国際保健分野の日本による支援の現場にも言及しつつ、トリプルアイは、インパクト投資を通じた民間資金の動員により、途上国の保健問題の解決に貢献するという意義がある取組であり、世界でのUHC達成を含め、外交の観点からも重要であるところ、外務省としても後押ししていきたい旨を述べた。
なお、日本政府では、日本が議長国を務めたG7広島サミットのフォローアップとして、令和5年9月に、ニューヨークのジャパン・ソサエティにて、国連総会ハイレベル会合の機会に、トリプルアイに関するイベントを共催していた。イベントの冒頭では、岸田総理は、開会挨拶において、G7広島サミットにおける保健分野の成果について紹介するとともに、グローバルヘルスのためのインパクト投資イニシアティブの立ち上げを宣言している。