岸田政権は韓国有利となる脱炭素の構想に協力、ユン大統領の構想

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画像提供:経済産業省
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岸田政権では、安倍政権時代には半導体製造などに使うフッ化水素の輸出管理厳格化措置を行った韓国政府との関係を改善させており、現時点では韓国のユン大統領が提唱しているカーボンニュートラルに関する構想の実現に向けた協力を行うことが明らかになった。

日本の齋藤健経済産業大臣は、訪日中である韓国産業通商資源部長官の安德根氏との会談を4月22日に実施した。

会談では、両者は、昨年3月の日韓首脳会談以降、着実に二国間の経済関係が進展していることを評価し、政府間のみならず、地方も含めた両国の経済界の交流等が活発に行われていることを歓迎するとともに、両国共通の課題であるサプライチェーンの強靱化に向け、情報共有等を行う対話の立ち上げについて合意した。また、韓国のユン大統領が提唱しているカーボン・フリー・エナジー(CFE)構想の実現に向けた協力や、両国が取り組む産業脱炭素化とそれに関連するグローバルなルール形成についての政策連携を狙いとする定期的な対話の立ち上げについて合意した。

なお、韓国政府では、カーボンニュートラル(炭素中立)に向け、自国にとって有利になるように国際社会をリードするために『カーボン・フリー・エナジー(CFE)』の構想を進めている。

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