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日本の独立行政法人である国際協力機構(JICA)は、西アフリカのブルキナファソ政府との間で、「道路維持管理機材整備計画」を対象として、10億600万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結したことを発表した。
JICAの見解によると、内陸国であるブルキナファソでは輸出入を支える物流のほとんどを道路輸送に依存しているが、道路輸送量が増加している一方でこれまで適切に維持管理が行われてこなかったため、道路網の大部分は劣悪な環境にあり、各地での道路交通に大きな支障が生じていた。
そのため、JICAは、ブルキナファソ政府に対して、供与限度額が10億600万円となる、『道路維持管理機材整備計画』を実施することを決定した。この事業では、道路維持管理機材の整備を通じて全国で増加する交通需要への対応のみならず、西アフリカ各国の物流の結節点として重要性が増している同国道路網の維持管理体制を強化し、安全で効率的な物流の改善に寄与するものとなる。
実施予定期間は、24ヵ月となる。予定している機材調達は、モーターグレーダ(2台)、ホイールローダ(2台)、エクスカベータ(2台)、ブルドーザ(2台)、土工用ローラ(2台)、コンバインドローラ(2台)、ダンプトラック(12台)、トラクタートラック+セミトレーラ(3台)、給水タンク車(3台)、燃料タンク車(2台)、セルフローディングコンクリートミキサ(3台)、可搬式アスファルトプラント(3台)、道路メンテナンストラック(1台)、カーゴトラック(1台)、照明付き発電機(4台)、コンテナワークショップ(1台)、モバイルワークショップ(1台)などとなる。また、コンサルティング・サービスも実施する。