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岸田首相は、中国から日本への団体旅行の解禁が行われることに対して、中国からの多くの中国人観光客が日本に訪問することを期待する旨を明らかにした。
岸田総理は、8月10日に富山県を訪問した。その際に、記者から「中国政府が団体旅行を解禁する方針を日本政府に伝えたことについて」の質問が行われた。
この質問に対して、岸田首相は「これまで制限されていた、中国から日本への団体旅行について、本日より解禁することを中国政府が発表したと承知しています。本年6月の訪日外国人旅行者数は約207万人となっており、中国からの訪問客を除くと、コロナ前と比べて93パーセントまで回復しているということです。しかし一方で、中国からの訪日客は21万人ということで、コロナ前と比べて24パーセントの回復にとどまっている、これが6月時点での数字であります。政府では、本年3月に観光立国基本計画を定めて、2025年に向けて、訪日客をコロナ前の水準まで回復するということ、さらには外国人旅行消費額5兆円の早期達成などの目標を、今、掲げているところです」との旨を述べた。
その後に岸田首相は、「今回の中国から日本への団体旅行の解禁によって、中国からのインバウンドの回復、これが今後更に進むこと、これを期待しております。我が国観光の持続可能な形での復活を目指していきたいと考えています」との旨を述べた。