ブラジルは卵の輸出で新規市場獲得へ、日本はブラジルの生食不可の卵輸入

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日本では鳥インフルエンザの影響などによりブラジルから生食不可の殻付き卵の輸入を開始したが、ブラジルでは卵の輸出を積極的に実施しており、日本を含めた海外への輸出拡大と新規市場の獲得を企図している。

ブラジル政府機関の調査結果によると、ブラジルは世界第10位の卵生産国であり、輸出しているのは1%以下のみであるが、50か国以上に卵を輸出しており、輸出により多額の外貨収入を生み出している。卵の輸出形態は、加工卵が35.5%、自然卵が64.5%となる。

ブラジルの鶏肉輸出業者グループによると、2021年から2023年における輸出の優先ターゲット国は、ドイツ、サウジアラビア、アルゼンチン、チリ、エクアドル、メキシコ、ウルグアイ、シンガポールとなっている。優先ターゲット国以外で、ブラジルの卵を輸入しているアジア地域の国・地域は、韓国、北朝鮮、香港、台湾、フィリピン、インド、マレーシア、パキスタン、スリランカ、タイ、ベトナム、日本となっている。

ブラジル政府では、鳥インフルエンザ予防の取り組みも進めており、卵の生産施設などに外国人の立ち入りを制限するなどを実施している。また、ブラジルの卵のブランド向上、卵の輸出拡大、新しい市場の獲得を目指している。

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