アセアンを含むアジア地域においては、安全・安心な水への確実なアクセス可能な地域はまだ少なく、特に農村においては飲料および作物の育成に安全な水が必要なことからも、貧困から脱出するためには水管理は重要な問題である。そのため、アジア開発銀行(ADB)はこれらの水管理の問題を解決するための支援を継続して実施するとともに、世界でこの問題に対して協力して解決するための第7回世界水フォーラム(This year’s 7th World Water Forum)を4月12日から17日の日程で韓国で開催していることを発表した。
この発表によると、アジア地域では急速に経済成長しているが、75%の人は深刻な水不足に直面している。この状況を放置した場合には更なる成長を防ぐ要因となることからも、早急な対応が必要である。水不足が発生する主な原因として、食品の需要の増加・多様化、土地の利用方法の変化、都市化、地下水の過度な利用、気候変動、自然災害などが挙げられる。世界的にみた場合は、安全な水へアクセス出来ないのは11億人いると推定されているが、この70%以上の7億人がアジア地域における人達であるため、アジア地域において重要な問題である。
今回の第7回世界水フォーラムには、約150カ国から議員および政府関係者などが参加している。このフォーラムは、1997年から3年ごとに開催される世界で最大規模の国際フォーラムであり、今回が7回目の開催となる。
世界銀行は、2006年に開始した水融資プログラムを更に強化し、2020年までに合計で200億~250億ドルの投資を行う方針であることを表明している。
アジア地域における水不足への対策は様々な機関が支援しており、世界銀行(WDB)やユネスコ(国際連合教育科学文化機関)や経済協力開発機構(OECD)などが積極的に支援している。
以前のニュースでも報じているが、世界銀行はフィリピンで衛生的で安全な水を利用可能とするためにトイレの設置支援(世界銀行は・・・)を実施している。ユネスコはインドネシアで清潔で十分な量の水を確保するために人間側と環境側の両面で改善を図ることを目的とした統合的科学(インドネシアでEcohydrology・・・)の国際会議を実施している。
最近では中国が創設するアジアインフラ投資銀行(AIIB)に関する報道が多数行われている。AIIBでは今回のケースの様に、本来支援を必要とする人達への公平な支援、もしくは解決する事を促進する場の提供が確実に行われるかが不透明であることが指摘されている。日本政府は既にアジア開発銀行(ADB)の筆頭株主であることからも、アジア地域への支援・融資はアジア開発銀行(ADB)を中心として実施していく方針である。
アセアン10カ国情報










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