日本支援のバングラデシュ初の都市高速鉄道の部分開業

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画像提供:JICA
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日本の独立行政法人である国際協力機構(JICA)は、バングラデシュ初の都市高速鉄道(メトロ)であるダッカメトロ6号線の部分開業式典(ウットラ北—アガルガオン区間)がダッカにて開催されたことを発表した。

ダッカメトロ6号線は、ダッカの中心地を南北に結ぶ全長約21km、17駅で構成される全線高架の路線で、今回は約12km、9駅(ウットラ北駅-アガルガオン駅区間)が開業した。式典には、バングラデシュ政府からハシナ首相、カデール道路交通橋梁大臣、ヌリ道路交通局次官、シディキダッカ都市交通会社総裁などが、日本からは在バングラデシュ特命全権大使、JICAバングラデシュ事務所長、事業の建設などを請け負った日本企業などの関係者も参加した。

この路線は、鉄道の顔となる車両の製造・納入、車両基地土地造成、本線の主要な工事や駅舎建設、信号や改札システムなどの主要機材の供給を日本企業が受注している。日本の鉄道技術をベースとした標準システムを採用しており、車両は日本の通勤車両をモデルにしている。SUICAやPASMOと同じ非接触ICカード技術方式が導入され、関係機関が発行する交通系ICカードを利用して乗車できる。これらの例を含め、組織体制や法整備、安全運行、駅周辺開発に関する技術協力など、日本は様々な面から協力を行ってきており、日本の技術やノウハウを活用するかたちで同路線が整備されてきている。

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