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群馬県のぐんま暮らし・外国人活躍推進課は、「やさしい日本語講座」を令和5年 1月28日、2月11日に開催する。
群馬県では、県職員採用における国籍条項全廃を実施する方針であったが、批判が相次いだために、全面撤回はしないが慎重な検討を進めていくとしている。しかしながら、群馬県における多文化共生や外国人活躍の推進を行う取り組みは勧めており、今回は「やさしい日本語講座」が開催されることとなった。
この講座の主催は群馬県となり、委託先実施団体はLinComとなる。定員は先着30名、参加費は無料となる。講師は日本語支援団体LinCom代表が務め、この者は多文化共生推進士、『入門・やさしい日本語講座』認定講師となる。予定している内容は、1日目:『「やさしい日本語」とは?』『実践(1)(会話編)』、2日目:『「やさしい日本語」の書き方』『実践(2)(文書編)』となる。
群馬県の見解によると、「やさしい日本語」は普通の日本語より簡単で、外国人にもわかりやすいように配慮した日本語であるとしている。例として、「無料」は「お金(かね)は かかりません」、「禁煙」は「たばこを 吸(す)ってはいけません」と言い換えられるとしている。日本に住んでいる外国人のうち約6割が「やさしい日本語」ならわかるという調査結果があるとしている。「やさしい日本語」は、ポイントさえわかれば誰でも使うことができるものとなり、子ども・高齢者・障がいのある人などにもわかりやすく、誰にとっても「やさしい日本語」を、わかりやすく伝えるコツを学んで、コミュニケーションに生かしてみませんか?と呼び掛けている。