神奈川県で「やさしい日本語」研修、医療従事者は外国人患者に寄り添おうと

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画像:告知チラシより
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神奈川県で、外国人の患者さんに寄り添う「やさしい日本語」による対応を学ぶことなどを目的として、【2022年度 多文化対応力向上講座 医療関係者向け「やさしい日本語研修」】が11月2日に開催される。

神奈川県の見解によると、神奈川県は全国的に見て外国人数が多く出身国・地域も多様で定住化も進んでいるが、在住外国人に困りごとの調査をすると、医療に関することが必ず上位にくるが、結果として十分な診療を受けられなかったり受診した時はすでに深刻化しているケースもあるとしている。そのため、外国人の増加とともに、言葉の壁や文化習慣の違いなどに向き合いながら、医療者には外国人の患者さんに寄り添う対応力がいっそう求められているとしている。

そのため、在住外国人の背景を知り、「ことばの壁」も「こころの壁」も低くするため、外国人への円滑な対応に役立つ「やさしい日本語」を学ぶことなどを目的として、【2022年度 多文化対応力向上講座 医療関係者向け「やさしい日本語研修」】が開催されることとなった。

対象となるのは、医療関係者(医師・看護師・助産師・保健師等)、医療機関職員、医療通訳者、その他外国人診療・対応に従事する者となる。おもな内容は、『外国人の言語的背景、外国人を取り巻く環境とは』『医療で用いる「やさしい日本語」概説』『円滑なコミュニケーションのためのポイント』『社会資源、ツール紹介等』『書き換えワーク(医療用語/文章変換)』『診療時を想定したワーク』などとなる。定員は30名となる。参加費は無料となる。主催は、(公財)かながわ国際交流財団 多文化共生グループ(多文化対応力向上講座担当 担当)となる。講師は順天堂大学医学部 医学教育研究室 教授などが務める。

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