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第20回 日ASEAN交通大臣会合が、インドネシアのバリで10月17日に開催された。
日本政府とASEANは、交通分野における協力枠組み『日ASEAN交通連携』を2003年に創設していた。この連携においては、「交通円滑化」「交通インフラ」「質の高い、持続可能な交通」「人材育成」を4つの政策の柱とし、陸・海・空の交通モード全般について、様々な取組みを実施している。
今回は、この枠組みに基づく第20回目となる会合が開催されることとなった。日本から出席したのは、西田交通大臣政務官など、ASEAN側からはASEAN各国の交通大臣などとなる。
会合では、日ASEAN交通連携の成果物として「港湾保安マニュアルの付属資料(優良事例集)」及び「橋梁維持管理技術参考資料」の2つの文書が承認された。ASEANにおける交通の連結性をさらに推進するため、「日ASEAN航空保安プロジェクトワークプラン(2023年~2027年)」の新規プロジェクトの実施を含む日ASEAN交通連携の2022~2023年の行動計画を提案し、共同議長声明のとおり承認された。
21回目となる会合は、2023年にラオスで開催される予定である。