大阪府で、地域の国際化人材養成講座として、『ウクライナ避難民・難民支援から多文化共生社会を考える』が8月21日に開催される。
大阪国際交流センターの見解によると、ロシアのウクライナ侵攻により、日本に避難してきたウクライナ避難民が増えており、避難民の多くは大きな不安を抱えており、まずは心を落ち着かせ、安定した生活を送ることができるようサポートしていく必要があるとしている。そのため、ポーランドに滞在しウクライナからの避難民を撮影し続けた写真家を招き、戦火を逃れてきた人々の現地の様子、生活の根底から破壊された家族の苦悩などを写真を通じて紹介してもらう『ウクライナ避難民・難民支援から多文化共生社会を考える』が開催されることとなった。
このセミナーの対象となるのは、一般市民(特にウクライナ避難民支援・難民支援に関心のある者)となり、定員は100名、参加費用は無料となる。主催は(公財)大阪国際交流センター、(公財)笹川平和財団、後援は(社福)大阪ボランティア協会となる。
予定しているプログラムは、トーク「ウクライナ避難民との出会い~ファインダ―を通して見えたもの~」、パネルディスカッション、基調報告1「世界的難民の状況及び日本の経験と課題」、基調報告2「難民や外国人ルーツの人々に寄り添う支援」、報告「難民の地域定住支援ガイドブック」と笹川平和財団の取組み紹介、となる。パネルディスカッションのコーディネーターは(一財)ダイバーシティ研究所代表が務め、パネリストは筑波大学人文社会系 教授、(社福)日本国際社会事業団 常務理事、写真家・ジャーナリストが務める。
セミナーでは、【ウクライナ避難民の受入れは、私たちが難民の受け入れについて世界に目を向け、日本のあり方を考える機会となっています。難民を受け入れる地域社会、外国人と日本人がともに安心して暮らせる多文化共生社会を築くために、一人一人がどう考え行動するかを議論したいと思います】との見解を示している。
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