航自の幕僚長がフィリピンとベトナムに訪問、関係深化へ

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画像提供:航空自衛隊
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航空自衛隊は、航空幕僚長である井筒俊司空将がフィリピンとベトナムに6月21日から29日に出張し、現地の軍関係者などと会談を実施した。

井筒空将は、フィリピンでは、フィリピン空軍主催エア・フォース・シンポジウムに参加し、フィリピン空軍司令官コナー・アンソニー・D・カンラス・SR中将と会談した。また、カンラス空軍司令官と共に日比人道支援・災害救援共同訓練「ドウシン・バヤニハン2-22」を視察し、フィリピン空軍の戦闘機部隊や指揮統制部隊を訪問した。カンラス空軍司令官との間では、両空軍種間の防衛協力が着実に進展していることを確認するとともに、両空軍種間の関係を一層強化し「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)を更に推進していくことで一致した。

ベトナムでは、ベトナム人民軍総参謀長グエン・タン・クオン上将を表敬するとともに、ベトナム人民軍防空・空軍司令官ヴー・ヴァン・カー中将と会談を含む各種交流を実施し、ベトナム人民軍防空・空軍の部隊を訪問した。航空幕僚長から、カー防空・空軍司令官に対し、FOIPの維持・強化に向けて両国は協力可能であるとの考えを述べた。その上で両者は、「新たな段階に入った日越防衛協力」の下、空軍種間においても各種協力をより力強く推進していくことで一致した。

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