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バングラデシュ人民共和国ダッカ市で、「イーストウエスト医科大学病院事業」(海外投融資による出資)により設立されたシップインターナショナル病院のオープニングセレモニーが6月18日に開催された。
シップインターナショナル病院は、日本の病院経営のノウハウを生かしつつ、国際水準の医療サービスを良心的な価格でバングラデシュの人々に提供することを目的に、イーストウエスト医科大学付属病院の既存病棟を増築するとともに、新たにアネックス棟、サービス棟を建設し民間総合病院として開院する予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染症の急拡大を受け、建物完工を待たず2020年6月に新型コロナウイルス感染症患者受入専用の病院として緊急開院し、在留邦人を含む現地の切迫した医療ニーズに対応してきた。その後、順次一般診療のオペレーションを開始し、内科・一般外科・血液バンクを含む16の診療科が開設され、総合病院としての開院を記念する式典が開催されることとなった。
この事業は、医療コンサルティングから、医療機器の販売・リース、調剤薬局、老人ホーム経営など、日本の医療分野で幅広く活躍するシップヘルスケアホールディングス株式会社の中核企業であるグリーンホスピタルサプライ株式会社が参画し、バングラデシュ側パートナーと共に実施しており、JICAは出資を通じて、バングラデシュの医療水準向上に貢献していた。