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岸田文雄内閣総理大臣は、留学生の受入れ再開に関して、ASEAN諸国の在外公館においては留学生向けの窓口の設置を行って体制の強化を図っていく方針を明らかにした。
3月20日に実施した会見で岸田総理は「3月14日から『留学生優先入国スキーム』というものをスタートし、入国の枠を広げると同時に、留学生には別枠で入国していただけるようなスキームをスタートさせていただいています。そして、スキームをどれだけ活用できるかはしっかり追及しなければいけませんし、今後もその状況を見ながらこうしたスキームをどう拡大していくか、こういったことも考えなければいけません。あと言われているのは、ビザの発給、ベトナムとかインドネシア、さらには今回のカンボジア、こういったASEANの諸国においては、ビザの発給作業が滞っているという指摘もあります。ですからASEAN諸国の在外公館においては、留学生向けの窓口の設置を行って、体制の強化を図っていきたいと思っています。また、このフライトの制約、まず今のスキームにおいては、日本の航空会社を中心にフライトの空き枠を活用して、留学生に活用してもらうことをお願いしていますが、今後は国内に限らずいろいろな航空会社にフライトの空きを有効に活用してもらう、こういった協力をお願いすることも考えていかなければならないと思います」との旨の見解を示した。