ミニストップは韓国とフィリピンから撤退、日本とベトナムに注力

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ミニストップ株式会社は、日本とベトナムに経営資源を集中し、韓国とフィリピンにおける海外事業は当該連結子会社の全保有株式を売却することを発表した。

ミニストップの韓国における事業展開は、1990年に韓国へ初進出後、コンビニエンスストア事業を展開していた。今回は、将来の見通しを総合的に判断し、LOTTE Corporationとの間で、譲渡の条件等について合意に至ったことから、韓国ミニストップの全株式を売却することとなった。なお、韓国における2021年12月時点の店舗数は、2,597店舗となる。

フィリピンの事業展開に関しては、自社が保有するロビンソンズ・コンビニエンス・ストアーズ・インクの株式の40%を合弁相手であるロビンソンズ・スーパーマーケット・コーポレーションに売却する。なお、フィリピンにおける2021年12月時点の店舗数は、456店舗となる。

中国の事業展開に関しては、2021年9月に解散および清算を決定した中国の青島ミニストップ有限公司は、同年10月15日をもって中国山東省青島市における全店舗の営業を終了した。なお、中国遼寧省において大連三寰商業管理有限公司と間で締結しているエリアフランチャイズ契約は継続している。

ベトナムの事業展開に関しては、MINISTOP VIETNAM COMPANY LIMITEDが展開するベトナムでの事業は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため政府による強い規制が行われ、一時的に来店客数は減少したが現在は買上点数が増加するなど、好調に推移している。今後は日本のコンビニエンスストアの形態に捉われず、コロナ下で変化したベトナムの顧客のニーズに即した品揃えを実現するため、中食需要の更なる強化とともに内食需要への対応を実施していく。また、事業パートナーである双日株式会社及びイオングループからのサポートを受け、商品供給体制、売場展開や店舗オペレーションを改善し、店舗フォーマットの確立に取り組んでいく。なお、ベトナムにおける2021年12月末時点の店舗数は、120店舗となる。

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