カシオと武蔵野美大は多文化共生発信、そのままを受け入れるべきと

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カシオ計算機株式会社(CASIO)と武蔵野美術大学(MAU)は、にっぽん多文化共生発信プロジェクト2021『インクルージョン はじめの一歩 みんなで描く共生社会』を1月29日に開催する。

カシオ計算機と武蔵野美術大学は、産学共同プロジェクトとして、「多文化共生」の発信プロジェクトを実施している。この取り組みの一つとして、『インクルージョン はじめの一歩 みんなで描く共生社会』が開催されることとなった。なお、インクルージョン(inclusion)とは「すべての人が排除されない状態」のこととしており、よりよい社会をつくるためのキーワードであるとしている。

予定しているプログラムは、セッション1「アートXインクルージブ〜ひまわりばたけから見る共生社会」、セッション2「『外国人アーティスト』と日本社会」、セッション3「子どもたちが創造するチカラ」、セッション4「日本語教育を通して学ぶ『人との接し方』」となる。

なお、両者が実施している、にっぽん多文化共生発信プロジェクト2020年のプロジェクト報告書では、両者が実施したインタビューなどを取りまとめている。

これらの報告書によると、アメリカ合衆国の出身で現在は小平市国際交流員の者は、小平市役所で海外の者が生活しやすくなるように多言語化を進めており、地域の子供たちがアメリカの文化に親しんでもらえるような取り組みを進めている。

中国出身で現在は横浜市の市役所職員の者は、自身は中国で愛国教育を受けていたために日本に対するイメージは正直良くなく、自身は日本にすごく来たかったわけではないが両親の都合で日本に来ており、外国につながる子どもたちは自分が日本に来たくて来ているわけではないということを情報発信したいと述べていた。「あなた、外国人たちは日本に来たくて日本に来たんでしょ?ですので、日本語を習いなさい」「日本の文化を習いなさい」などを言ってくる日本人がいますが、自分の意思ではなく日本に来る外国人もいることをもっと知って欲しいと述べていた。

学生の声として「私が思う多文化共生は、他の人々を自分の解釈で判断することなく、そして自分が違う風に判断されたと気にすることなく、ただそのままを受け入れる姿勢だと思いました」などの意見が出されていた。

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