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愛知県は、多文化防災の視点から外国人支援活動などを学ぶ「災害時外国人支援活動講座」を開催する。
愛知県では、大規模災害時に外国人住民への対応を直接行う市町村・市町国際交流協会職員、NPOやボランティアなどの者を対象に、「多文化防災」の視点から外国人支援活動について学ぶ「災害時外国人支援活動講座」を、2016年度から毎年開催している。
今年度は、災害時の外国人住民への情報提供や、災害ボランティアとして外国人住民の主体的な参加を促す方策などについて、第1部知識編(オンライン講座)、第2部実践編(対面型ワークショップ)に分けて開催されることとなった。対象者は、市町村職員(多文化共生・国際交流担当者、防災担当者、消防担当者)、市町国際交流協会職員、市町村社会福祉協議会職員などとなる。
第1部【知識編】は、YouTubeによるオンデマンド配信により実施される。予定しているプログラムは、一般財団法人ダイバーシティ研究所 代表理事から『大規模災害時の外国人支援に関する基礎知識』、多文化防災ネットワーク愛知・名古屋 スタッフから『「多文化防災ガイド」の活用の仕方』、愛知県多文化共生推進室職員から『「愛知県災害多言語支援センター」について』、『事例紹介「岡山県総社市職員から外国人防災リーダーの養成について」「小牧市・小牧市国際交流協会職員から災害時外国人支援ボランティア講座について」』となる。
第2部【実践編】対面型ワークショップは、実際に災害が起きた時を想定し、外国人被害者への対応方法や情報の周知のポイントを学びものとなり、多文化防災ネットワーク愛知・名古屋 スタッフから『「多言語表示シート」の作成実践』、『「やさしい日本語」と翻訳機器の活用実践』が行われる。