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千葉県の総合企画部国際課は、令和3年度国際理解セミナー「コロナ禍の外国人住民が抱える問題と支援」を12月10日にオンライン開催する。
千葉県では、多文化共生社会や国際交流に対する知識や理解を深めてもらうため、国際交流団体や県民を対象にして、「国際理解セミナー」を定期的に開催している。今回は、「外国にルーツを持つ人々と『共に生きる』ためにできること」について、新型コロナウイルスの感染拡大下で直面した問題を出発点に、外国人支援に取り組んでいる者と一緒に考えるセミナーが開催されることとなった。
今回のセミナーの主催は千葉県と(公財)ちば国際コンベンションビューローとなる。定員は100名、参加費は無料となる。講師は、国士舘大学文学部教授で、外国人政策・人口政策・労働政策などを研究しており、外国人支援にも携わっている。
講師は『新型コロナウイルス感染拡大は、私たちの「日常」を大きく変え、多くの人々が不自由や困難に直面しています。とりわけ、社会構造的に「弱い」立場に置かれている人々への影響は大きく、外国ルーツの人びとも様々な問題に窮しています。非常時には、日常の「脆弱性」が顕在化するからです。本セミナーでは、コロナ禍における外国ルーツの人びとの困難を学ぶことで、日常における彼/彼女らの課題――労働、教育、在留資格など――を理解します。そのうえで、「共に生きる」ために、外国ルーツの人びとを「弱者」にしないために、市民や行政に何ができるかを、一緒に考えていきたいと思います』との見解を示している。