長崎県は、介護福祉士養成施設と連携した取り組みの一つとして、外国人留学生受入促進説明会を8月3日に開催する。なお、長崎県は、この取り組みとして、今までにベトナム人、インドネシア人、中国人、ネパール人などの留学生を受け入れている。
長崎県では、県内の介護及び障害福祉施設・事業者を対象に、介護福祉士養成施設と連携した、外国人留学生受入促進説明会をWEBにて開催する。予定しているプログラムは、『開会』『在留資格「介護」について』『長崎県が行う外国人留学生確保の取組』『県内介護福祉士養成施設の紹介「こころ医療福祉専門学校」「長崎医療こども専門学校」「長崎短期大学」』『質疑応答』となる。
この説明会では、長崎県から留学生に対する学費支援制度として、外国人留学生への奨学金等支給支援事業補助金として「長崎県から留学生に奨学金等を支給」「事業所への補助金」が行われること、介護福祉士修学資金の貸付として「介護福祉士養成施設に入学する留学生への貸付金」が行われることなどが説明される予定である。
「長崎医療こども専門学校」の介護福祉課への留学生受け入れ状況は、2018年はネパール人2名、ベトナム人1名、2019年はベトナム人3名(うち1名は結婚のため帰国)、2020年はネパール人6名、ベトナム人2名、中国人1名、2021年はネパール人7名、ベトナム人4名、インドネシア人1名となっている。
「長崎短期大学」の留学生受け入れ状況は、2019年度8名、2020年度2名、2021年度6名となっている。なお、株式会社 Multi Stageからは、紹介できる学生の国籍と人数は、ミャンマー10人、フィリピン2人としている。予定しているスケジュールは、2021年8月から9月にかけて「受入施設と留学希望者とのZoom面談」「奨学生の決定」、 11月から12月にかけて「長崎短期大学入学試験」、12月から2022年1月にかけて「留学に必要な書類等作成補助」「渡日前の日本語教育と日本生活に関するオリエンテーション」、 3月に「渡日オリエンテーション」、4月に「長崎短期大学 入学」、2024年3月に「長崎短期大学 卒業」、4月「就職」となる。
長崎県では、外国人留学生の受け入れを推進する事業を実施しており、この事業を利用することで、専門学校およびに短期大学は生徒の確保と補助金の受け取りができ、留学生は奨学金や条件により返済不要となる貸付金が利用でき、福祉施設は労働力が確保できるという仕組みが構築されている。