日本はASEANと海洋プラスチックごみの取組共有

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日本の環境省は、インドネシア国海事・投資調整府と共催で、「ASEAN海洋プラスチックごみワークショップ(ASEAN地域における海洋プラスチックごみの取組共有を通じた海洋プラスチックごみ削減と廃棄物管理の能力強化のためのワークショップ)」を令和3年2月24日と25日にオンライン形式で開催した。

本ワークショップは、ASEAN+3海洋プラスチックごみ協力アクション・イニシアティブの枠組みに基づき、ASEAN地域の海洋プラスチックごみの削減と廃棄物管理に関する能力開発を加速させるため、各国の取組に関する情報の共有を目的として開催されたものである。

24日には、セッション1『ASEAN各国の国別行動計画(NAP)とJAIFフェーズ1のアウトプット』が行われた。このセッション1では、日本国環境省の取組及びJAIFを活用した支援の主な成果と今後の計画が紹介された。また、ASEAN地域において先行的に対策に取り組んでいるインドネシア、タイ、マレーシアの取組が共有され、海洋プラスチック問題をどのように政策の中で主流化しているかが紹介された。同日には、セッション2『海洋プラスチックごみ管理・防止のための技術・技術革新・行動』が開催され、ASEAN化学物質・廃棄物作業部会(AWGCW)、地方自治体、CLOMA(クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス)による官民連携の取組などが共有され、対策を進めるための取組の実施の必要性ついて議論された。

25日には、セッション3『海洋プラスチックごみの流出管理とモニタリングのための科学的アプローチ』が行われた。このセッション3では、AIや衛星を利用した海洋プラスチックごみのモニタリングなど、国際機関や民間企業による革新的なソリューションについて紹介され、こうしたアプローチのニーズが高まっていることが強調された。同日には、セッション4『二国間・多国間協力機関による継続的な取組の効果的な動員』も行われ、複数の国際機関からASEAN地域における海洋プラスチックごみに関する国際協力の現状が共有された。

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