ベトナムやタイなどのアセアン各国を含めた世界各地で、日本語を母語としない外国人などを対象として日本語能力を認定することを目的として行う試験「日本語能力試験(Japanese-Language Proficiency Test)」が12月7日に実施された。この資格は国際交流基金と日本国際教育支援協会が共催で実施している。
日本語能力試験は年2回(国よっては年1回)実施されており、アセアンの全ての国で実施されており、日本国内および海外の64の国・地域、206都市(2013年時点)で実施されている。国際交流基金が公表している情報によると、昨年の2013年にアセアン各国で本資格を受験した人数は以下の通りベトナムがトップであった。
【2013年のアセアン各国の受験者数】
ベトナム:26,696
タイ:16,800
インドネシア:12,423
シンガポール:3,637
フィリピン:3,401
ミャンマー:3,289
マレーシア:2,542
カンボジア:1,630
ラオス:155
ブルネイ:56
※日本国内で受験した人数は含んでいない
(例:ベトナム国籍の人が日本国内で受験した人数は上記に含まれない)
アセアンでは人口数の差が大きい(最大はインドネシアの2.4億人、最小はブルネイの40万人)ため、受験者数だけでは国毎における本資格の浸透度・人気度が正確には確認出来ない。そのため、正確に測る目安として、人口数に対する受験者数の割合を以下のとおり算出したところ、シンガポールがトップであった。
【2013年のアセアン各国の人口数に対する受験者数の割合(受験者数/人口数)】
シンガポール:0.0674%
ベトナム:0.0298%
タイ:0.0246%
ブルネイ:0.0137%
カンボジア:0.0108%
マレーシア:0.0085%
ミャンマー:0.0065%
インドネシア:0.0050%
フィリピン:0.0035%
ラオス:0.0023%