日本の外務省は、在留資格を持つ外国人の再入国の措置について、再入国の対象者の拡大は日本国内と海外の感染状況を確認しながら引き続き検討を継続し、日本政府が募集・採用・経費支給している国費留学生については8月下旬から順次入国を再開していく方針であることを明らかにした。
記者から「在留資格を持つ外国人の再入国の措置についての質問ですけれども、先月決定されたことから、何か新しい措置、あるいは緩和を考えていらっしゃいますか。最近日本のマスコミでいろいろ報道されていますけれども、その中で事実上検討されていることはありますか」との旨の質問が行われた。この質問に対して外務報道官は「7月22日に新型コロナウイルス感染症対策本部の決定がありました。そのときは在留資格を持っている外国人の方々の再入国、それから入国を、順次検討していくということをその時点では述べています。現状ですが、水際措置を取って上陸拒否の指定日の前に、再入国の許可を取って出国された在留資格を有する外国人の方々については、再入国を認めるという決定をその時点でして、今現在そういうふうになっています。その再入国の対象者の拡大につきましては、日本国内それから海外における感染状況を十分見ながら、引き続き検討を継続していくというのが現在の状況であります」との旨の回答が行われた。
その後に記者から「留学生についての質問ですが、留学生はいつから入国が認められますか」との旨の質問が行われた。この質問に対して外務報道官は「日本にいる外国人留学生のことですね。所管官庁は文部科学省ですので、詳細は文部科学省にご照会いただければと思いますけれども、現在の水際措置、対策を維持して、徹底的な防疫措置は行いながら、他方で留学生の受入れも進めていく必要があるということで、まずは日本政府が募集・採用をして、経費を支給している国費留学生については、順次入国を進めることになりまして、8月下旬から順次入国を再開していただくことになったと伺っております。受入先の大学の受入体制、そういったものも文部科学省が確認をしながら、準備が整ったところから順次進めていくと、そのように伺っております」との旨の回答が行われた。