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日本の河野太郎防衛大臣とパキスタンのバジュワ陸軍参謀長は、テレビ会談を8月6日に実施した。
開催されたテレビ会談では、両者は新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大している現状を踏まえ、防衛当局の役割等について意見交換を実施した。河野大臣からは、自衛隊のダイヤモンド・プリンセス号における活動に加えて水際対策強化及び市中感染拡大防止のための活動などの説明を実施した。バジュワ陸軍参謀長からは、パキスタンにおける最新の状況・取組について説明が実施された。
二国間の防衛協力・交流などに関しても意見交換が行われた。河野大臣からは、感染症の状況を踏まえつつ、両国が隙のない防衛態勢を維持していき「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に向け、日パキスタン防衛協力・交流を継続・強化していくことの重要性を指摘した。その上で両者は『一刻も早い新型コロナウイルス感染症の終息に向け、防衛当局として感染症対策を行う中で得られた情報・教訓・知見を共有していくこと』『防衛当局の役割等の観点から、現状を踏まえた脅威認識や感染症の拡大が各国の防衛政策に与え得る影響に関する認識を共有していくことの必要性』『防衛当局間のコミュニケーションを継続し、防衛協力・交流を引き続き強力に推進していくこと』について一致した。