日本とアセアンは実践的な防衛協力を推進へ、防衛担当大臣会合

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画像提供:防衛省・自衛隊
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第5回目となる日ASEAN防衛担当大臣会合が、タイで11月17日に開催された。

日ASEAN防衛担当大臣会合は、日本とアセアン間における防衛分野における協力を協議することなどを目的として、第1回目となる会合を平成26年11月にミャンマーで開催した後に、定期的に開催している。今回は、第5回目となる会合がタイで開催されることとなった。

会合の冒頭では、議長国タイのプラウィット副首相から今までの日本のASEANに対する防衛協力に謝意が述べられた。その後に、河野大臣から、「法の支配」に基づく自由で開かれた海洋秩序は国際社会が手を携えて護り支えるべき国際公共財であり、日本はこうした考えに基づき、「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)というビジョンを掲げており、6月にASEANが発表した「インド太平洋に関するASEANアウトルック」(AOIP)を全面的に支持し、日本のFOIPとのシナジーを実現するため、ASEANとの協力・交流を強化する旨を述べた。また、2016年に日ASEAN防衛協力の指針として「ビエンチャン・ビジョン」を発表して以来、多岐の分野にわたる能力構築支援事業や防衛装備・技術協力・訓練・演習・人材育成・学術交流等の手段を通じて実践的な協力を展開してきた旨を述べた。ASEAN側の大臣からは、「ビエンチャン・ビジョン2.0」に対して歓迎の意が示さ、その下で今後もより実践的な防衛協力を推進することへの期待が示された。

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