日本の地方がシンガポール・ミャンマー・ベトナムへ求人、内閣府事業

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画像:内閣府のHPより
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内閣府の地方創生推進事務局は、「外国人材による地方創生支援制度」の枠組みに基づいた活動の一つとして、日本の地方公共団体からシンガポール人・ミャンマー人・ベトナム人への求人が出されていることを発表した。

日本の地方公共団体では、増加する訪日外国人観光客への対応や地元産品の海外販路拡大を図るため、外国人材の雇用を希望する団体が増加していた。そのため内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局では、地方公共団体などで就労を希望する日本以外の国・地域に在住する外国人と、それらの人々の雇用を希望する地方公共団体等のマッチング支援を行う「外国人材による地方創生支援制度」とウェブサイトの運用を開始した。なお、現時点で公開されている求人への応募の締め切りは5月17日となる。

シンガポール人への求人は、秋田県大館市から行われている。求人票によると、この求人はシンガポール・香港・ASEANなどの華人社会の富裕層へのマーケティング、プロモーションを行い、SNS分析、SNSでの発信などを華語で行うものである。また、華語による資料作成、翻訳作業、華人向け旅行商品造成なども行う。

ミャンマー人への求人は、大分県豊後高田市から行われている。求人票によると、この求人は豊後高田市の製造業の企業で勤務する技能実習生等に対して、早期に高度な技能を習得するため製造現場で技術指導を行い、ミャンマーからの技能実習生、特定技能による入国が可能となるよう、ミャンマー国内の送り出し機関、人材派遣会社と交渉、契約業務を行うとともに入国のお世話も行う。また、災害発生時に対応するため、避難指示やハザードマップの翻訳及び生活相談も行い、ミャンマーと豊後高田市との交流イベントの企画、実施なども行う。

ベトナム人への求人は、北海道猿払村と福岡県須恵町から行われている。北海道猿払村の求人は、インバウンド戦略の企画立案・助言・観光ツアーの企画・実施、観光パンフレットや観光看板の作成とSNSを活用した情報発信等のインバウンド観光業務、地域企業と地域住民に対する異文化理解のための活動となる。福岡県須恵町の求人は、外国人留学生の就職支援や災害時対応などの在留外国人のケアの多文化共生と、地域企業及び地域住民に対する異文化理解のための活動となる。

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