スリランカの新交通システム(LRT)導入を支援

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画像提供:国際協力機構(JICA)
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日本政府とJICAは、スリランカにおける質の高いインフラを通じた連結性強化と社会経済活動の活性化と都市環境の改善を支援するため、約300億円の円借款を実施することを発表した。

今回の支援は、「コロンボ都市交通システム整備計画(第一期)」として、供与限度額300億4,000万円の円借款として実施される。金利は年0.1%(コンサルティングサービスは年0.01%)となり、償還期間は12年の据置期間を含む40年となる。この事業に対する円借款には、日本の技術を活用する条件(STEP)が適用され、整備される車両や電気・機械システム等には日本の技術が活用される予定である。この契約に関する書簡の交換は、日本の駐スリランカ大使とスリランカのラネプラ・ヘーワゲ・サマンタ・サマラトゥンガ財務省次官の間で11日に実施された。

この計画では、コロンボ市とその近郊に新交通システム(LRT)を導入して、輸送能力の増強・公共交通サービスの安全性・快適性の向上・大気汚染等の交通公害の軽減を図る。この計画が実施されることにより、総延長15.7kmの区間にLRTを整備することで対象区間であるフォートからITパークまでの所要時間が約半減に短縮され、2028年には1日当たり222本の列車が運行される見込みである。

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