マレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道建設計画が中止

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マレーシアのマハティール・モハマド首相は28日、財政立て直しのために、マレーシアの首都クアラルンプールと隣国であるシンガポールを結ぶ高速鉄道建設計画の中止を決めたことを28日の記者会見で発表した。

この高速鉄道建設計画は、マレーシアの首都クアラルンプールと隣国であるシンガポール間の約350Kmを約90分で結ぶ予定の高速鉄道建設計画であった。両国政府は2016年末には、この計画を進めていく事に合意して協定を締結していた。この計画には、日本政府・中国政府・韓国政府・欧州各国などが参入する方針である事が表明していた。

マハティール新首相は、ナジブ前首相が関連しているとみられる巨額の不正資金流用疑惑を調査するとともに、歳出削減のために様々な事業の見直しを行う方針である事を表明していた。歳出削減を進めていくにあたり、この高速鉄道建設計画はマレーシアにとっては多額のコストがかかる一方で得られる利益はないと判断したため、中止とすることを決定した。なお、計画を中止するにあたり、多額の違約金が発生する見込みである。

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