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日本の農林水産省は、日本政府が推し進めている「コメ海外市場拡大戦略プロジェクト」はシンガポール・ベトナム・タイ・マレーシア等に重点的に日本産のコメを輸出していく方針である事を発表した。
日本政府では、自国内における米の消費量が毎年約8万トン減少している現状を踏まえて、米の生産量確保と食料自給率向上や米農家の所得向上を図っていく事等を目的として、海外市場に積極的に輸出を拡大していく『コメ海外市場拡大戦略プロジェクト』を9月に立ち上げていた。その後は、戦略的輸出事業者と戦略的輸出基地の参加状況を取りまとめており、10月末時点の状況が発表される事となった。
戦略的輸出事業者は33事業者となり、目標数量の合計は12.5万トンとなる。戦略的輸出基地は、団体・法人からなる181産地となる。重点的に輸出を拡大する国・地域は、ASEAN地域のシンガポール・ベトナム・タイ・マレーシア、それ以外の地域では米国・カナダ・中東・EU・オーストラリア・ロシア・中国・台湾・香港・マカオ・モンゴルとなる。
今後は、戦略的輸出事業者と戦略的輸出基地の結び付けとマッチングを実施していき、輸出用米生産の目標数量等を調整していく方針である。