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日本の海上保安庁は、世界初となる「世界海上保安機関長官級会合」を14日に日本財団と共同で開催した事を発表した。
この会合は、世界の海上保安機関等から長官級が参加するものとなる。アセアン地域からは、マレーシア・フィリピン・タイ・ラオス・インドネシア・ミャンマー・ブルネイ・ベトナム・シンガポール・カンボジアの全ての国が参加した。他の地域からも多数の参加国があろ、合計で34カ国と1地域が参加した。
本会合では、「海上の安全及び環境保護」「人材育成」「海上のセキュリティ」の3つのテーマに分けて取組み等が紹介され意見交換が実施された。会合に参加した海上保安機関等の長は、「海洋の安全及び平和そして美しい海洋環境は国際社会の幸福と繁栄に不可欠なもの」「近年の環境変化がより深刻な災害をもたらし、また航行環境にも影響を与える可能性がある」「過激主義や急進主義がみられるような社会環境の変化、またその結果として海上におけるテロや犯罪の脅威についても憂慮」等の認識を共有した。今後も、海上の安全や海上のセキュリティ及び環境保護の対策を協力の元で進めていく事で合意した。