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千葉県の水道局水道部計画課は、東ティモール民主共和国の給水状況を改善させるために給水改善アドバイザーとして現地に派遣していた職員が帰国するとともに、後任の職員を新たに派遣する事を発表した。
インドネシアと国境を有する東ティモールでは、インドネシアから独立する際に水道関連施設が破壊されるとともに、水道インフラを整備する技術者が東ティモール国内に残らなかったために、住民の多数が安全な水を給水する事が難しい状況が続いていた。そのため千葉県では、独立行政法人の国際協力機構(JICA)の要請を受けて、東ティモールに対して給水改善に向けた技術的な支援を行うために、2012年度から今までに長期2人と短期14人の合計16人の職員を派遣していた。
2015年から2年間にわたり派遣されていた職員が帰国する事となったため、新たに後任の職員を派遣する事となった。派遣されていた職員は「浄水場の維持管理と運転管理指導」「浄水場の水質管理指導」「配水管の維持管理指導」等の支援を実施していた。また、2年間の活動により職員が得た知識・経験に関しては、研修などを通じて若手職員の人材育成や技術継承に活かしていく方針である。