ユニバーサル・ベイパー・ジェット・コーポレーション、シンガポールにグローバル本社および研究開発センターを開設

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  • UVJCの革新的な乾式・溶剤不使用の印刷・成膜技術が、シンガポールの先端製造業のリーダーシップを強化
  • 対象産業分野:半導体、電子機器、ライフサイエンス、再生可能エネルギー

シンガポール--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --ユニバーサル・ベイパー・ジェット・コーポレーション(UVJC)は、ユニバーサル・ディスプレイ・コーポレーション(UDC)(Nasdaq: OLED)の完全子会社であり、本日、シンガポールのカランウェイにあるマップルツリー・ハイテク・パークにグローバル本社および研究開発(R&D)センターを開設したことを発表しました。





8,000平方フィートの施設には、同社のグローバル本社、最先端の研究開発センター、ラボ、そして試作製造スペースが含まれており、独自のユニバーサル・ベイパー・ジェット・プリンティング(UVJP)技術の革新と商業化を支援します。

今後5年間で、UVJCはUVJPの研究と商業化を加速するために、設備、人材への投資として5,000万シンガポールドル(約3,900万米ドル)を投入する予定です。

UVJCの新しいシンガポール本社は、戦略、技術、先端工学分野における高付加価値の雇用を創出します。シンガポール経済開発庁(EDB)の支援のもと、UVJCは次世代の研究開発および製造能力をシンガポールに定着させるため、プロセス・製品エンジニア、ソフトウェア、電子、機械の専門家など、多分野にわたる人材を育成しています。これらの役割は、地元のディープテック人材基盤を強化するとともに、シンガポールを精密製造イノベーションのグローバル拠点として位置づけることに貢献します。

UVJPによる薄膜印刷・成膜技術の革新

UVJPは、精密な付加製造のニーズに応えるために設計された、乾式・溶剤不使用の革新的な印刷・成膜技術です。UVJCは、この技術が従来の手法では実現できなかったデバイスや材料の創出を可能にし、よりクリーンで迅速かつスマートな製造を実現すると考えています。

UVJCでは、単なる装置を作るのではなく、次世代のクリーン製造の根幹を構築しています。当社のプラットフォームは、溶剤やマスクを使用せずに、マイクロ精度で材料を印刷できるため、半導体、ディスプレイ、ライフサイエンス、クリーンエネルギー分野に新たな可能性をもたらします」と、UVJC CEOのChandran Nair氏は述べています。「シンガポールを本社に選んだ理由は、製造とイノベーションの活気あるエコシステム、そして優れた人材基盤があるからです。EDBやA*STARのような機関パートナーとともに、グローバルなイノベーションと製造市場に貢献し、次の成長フェーズを牽引していきます。」ナイール氏は、アジア、ヨーロッパ、米国における26年以上のグローバルなリーダーシップ経験を持ち、AEMホールディングスやナショナル・インスツルメンツでアジア太平洋地域の事業成長や技術・ロボティクスの推進を担ってきました。この強力なリーダーシップを基盤に、UVJCはシンガポールに研究と事業を定着させることで、革新への取り組みを強化しています。

UVJCがグローバル本社および研究開発センターをシンガポールに設立する決定を歓迎します。この投資は、先端印刷・製造技術における新たな雇用機会を創出するだけでなく、A*STARなどの地元パートナーとの協力を通じて、半導体、医療、材料科学分野におけるシンガポールの研究能力をさらに深めることになるでしょう」と、シンガポール経済開発庁 グローバル企業部門 シニア・バイスプレジデント兼責任者のMarcus Dass氏は述べています。シンガポールにおける先端製造の未来を支える

UVJCは、地元の研究機関、大学、グローバル企業とのパートナーシップを通じて、よりグリーンで迅速かつ精密な製造を支えるソリューションや知的財産(IP)の共同開発を計画しています。

UVJCは、A*STARの複数の研究機関との協業を検討しており、対象にはマイクロエレクトロニクス研究所(IME)、材料研究工学研究所(IMRE)、シンガポール製造技術研究所(SIMTech)が含まれます。これらの機関の研究者とともに、商業化の可能性が高い先端技術、材料、プロセスの共同開発を進めていきます。

UVJCがシンガポールにグローバル本社および研究開発センターを設立したことは、持続可能な製造を推進するディープテック・パートナーシップの重要性を示しています。A*STARは、UVJCのようにシンガポールへの投資と成長にコミットする企業との深い協力関係を築き、産業と社会へのインパクトを共に創出していくことを楽しみにしています」と、A*STAR CEOのBeh Kian Teik氏は述べています。

OLEDからユニバーサルな応用へ

UVJPは、ユニバーサル・ディスプレイ・コーポレーションがOLEDディスプレイ向けに開発した独自の製造プラットフォーム「オーガニック・ベイパー・ジェット・プリンティング(OVJP)」から進化した技術です。OVJPは、溶剤不使用・マスク不要で有機分子を成膜できる技術であり、大型OLEDディスプレイ製造における課題を克服するために設計され、従来の方法よりもクリーンで効率的かつ精密な代替手段を提供します。

UVJCは現在、この技術の可能性を新たな応用分野や産業へと拡張し、研究と産業スケールの橋渡しをするツールの開発に取り組んでいます。応用例としては、よりクリーンな半導体チップのパッケージング、革新的なスマート投薬機器、固体電解質電池や再生可能エネルギー用有機太陽電池の効率的な製造などが挙げられます。UVJCはまず、実用的なユースケースの実証に注力し、プロセスが検証され次第、産業規模での導入を目指します。

UVJCは、革新的な乾式印刷および精密付加製造プラットフォームを、変革的な可能性を秘めた新たな応用分野へと拡張しています」と、ユニバーサル・ディスプレイ・コーポレーションの社長兼CEO、Steven V. Abramson氏は述べています。「UVJCのグランドオープンは、ユニバーサル・ベイパー・ジェット・プリンティングの進化における重要な一歩であり、さまざまな産業において、より効率的でコスト効果の高い製造への道を切り開くものです。Chandranのリーダーシップのもと、チームは世界クラスの事業を構築しました。シンガポールの先端製造エコシステムと著名な研究機関は、最先端の科学を市場に適したソリューションへと変えるための理想的な拠点です。UDCの使命は、可能性を想像し、それを商業的な現実に変えることです。私たちは、ChandranとUVJCチームがこの革新的な技術を世界中の顧客と産業に向けて推進することを誇りに思います。」

ユニバーサル・ペイパー・ジェット・コーポレーションについて

ユニバーサル・ペイパー・ジェット・コーポレーション(UVJC)は、ユニバーサル・ディスプレイ・コーポレーション(UDC)の完全子会社であり、研究開発と産業応用の架け橋となる最先端のツールおよびプロセスの開発に取り組んでいます。UVJCは、独自の「ユニバーサル・ペイパー・ジェット・プリンティング(UVJP)」技術を活用し、半導体、電子機器、ライフサイエンス、再生可能エネルギーなど多様な分野において、スケーラブルで溶剤を使用せず、マスク不要の薄膜印刷・成膜ソリューションを提供しています。

この革新的な技術は、精密製造に対する高まるニーズに応えるとともに、効率性と持続可能性の向上を実現します。UVJCは2024年に設立され、シンガポールに本社を構えています。

詳細につきましては、公式ウェブサイト https://uvjc.com/ をご覧ください。


Contacts

連絡先

UVJC
communications@uvjc.com

RICE, A FINN Partners Company, for UVJC
uvjc@finnpartners.com

このリリースはビジネスワイヤからの提供を受けて掲載しています。
リリース内容については、それぞれの発表元企業にお問い合わせください。

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