アサナ、新たな「AIチームメイト(AI Teammates)」を発表:成果をもたらすコラボレーティブ・エージェント

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アサナは、エージェントが単に自律的に行動するのではなく、人間と共に協働し、複雑な作業を実行できる能力こそが、AIを活用したチームワークの秘訣であると考える

アサナのAIチームメイトは、自動化の対象を単純なタスクだけでなく複雑なワークフローにまで広げ、チームの進捗スピードと業務品質を高める

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --人間とAIのコラボレーションのための主要なワークマネジメント・プラットフォームであるアサナ(NYSE:ASAN)は、組織全体のあらゆる業務の文脈と進め方を理解するコラボレーティブ・エージェント、AIチームメイト(AI Teammates)を発表しました。1つのエージェントが同時に複数のチームを支援し、人間からのフィードバックを通じて継続的に改善・適応することで、事業全体における協働作業のスピードと品質を向上させます。



アサナは、職場におけるエージェントの有効性に対する広がる懸念に対応しています。調査によると、自律型エージェントは基本的なタスクの70%で失敗しています1。問題はAIの性能や能力ではなく、エージェントが通常は個々のユーザーを支援するにとどまっている点にあります。また、人間とのやり取りから適応して学習し、複雑なワークフロー全体で業務を遂行する効果的なチームメイトとなるために欠かせない文脈やチェックポイント、コントロールを持ち合わせていません。

「誰もが自律型エージェントを開発していますが、自律性は誤った目標です」とアサナの最高経営責任者(CEO)であるダン・ロジャーズは述べています。「業務は非常に複雑であり、エンタープライズのワークフローは多くのチームにまたがり、数多くのデータポイントを伴い、組織のあらゆるレベルに影響を及ぼします。エージェントが人間と効果的に協働できるのは、会社の運営フレームワーク、すなわち誰がいつまでに何を、どのように、なぜ行うのかという『ブループリント』にアクセスできる場合だけです。当社のWork Graph®データモデルはまさにそれを提供しており、AIチームメイトに豊富な文脈、プロセス、データの履歴を提供します。」

「重要点として、私たちのアプローチでは、エージェントのデータアクセスやリソース消費の方法を利用者が管理できる点です。管理者は状況を可視化し、使用制限を容易に設定できるため、AIチームメイトの導入が急速かつ広範に進んだ場合でも、AIコストを予測可能な状態に保つことができます。」

AIチームメイトは、アサナの既存のAI機能を拡張するものであり、その中には、大量の繰り返し業務や定型業務を処理するAI搭載ワークフローをノーコードで構築可能な「AIスタジオ(AI Studio)」が含まれています。

AIチームメイトの特長

AIチームメイトは、人間とAIの協働を実現するために、3つの重要な機能を備えた設計となっています。

  • コンテキスト:プロンプトだけでなくビジネスを理解
    AIチームメイトは、アサナのWork Graph®を通じて、チームの目標、ワークフロー、組織構造に関する包括的なコンテキストを得ます。チーム全体の記憶機能により、組織知を構築し、チームの働き方に継続的に適応します。これにより、プロジェクトややり取りをまたいでコンテキストを保持しながら、ビジネス目標に沿った的確な意思決定を行うことができます。
  • チェックポイント:透明性と説明責任の組み込み
    他のエージェントがチームのワークフローとは別に作業するのとは異なり、AIチームメイトはアサナのワークマネジメント・プラットフォーム内で機能するため、透明性と説明責任が保証されます。エージェントはステップごとのアプローチを示し、チームからのフィードバックを受け取り、その入力に基づいて改善を重ねます。ユーザーや管理者は、AIチームメイトがどのように行動し、どこに関与し、どのような成果を生み出しているかを、人間のチームメイトと同じように確認できます。重要なのは、AIが他の全員と同じ仕組みの中で働くことです。
  • コントロール:予期せぬ自動化を制御するチームのガバナンス
    AIチームメイトにはエンタープライズグレードのガバナンスが備わっています。チームはデータアクセス、ユーザー権限、運用パラメータ、利用クレジットを管理できます。これにより、信頼を損なうことや、予測不能なコストを発生させることなく、AIが組織のガイドラインに沿って適切に機能することを保証します。

コラボレーティブAIの実践:部門横断での実績

AIチームメイトは、アサナの顧客にとってミッション・クリティカルな業務領域全般において、迅速に成果を実現し、インパクトをもたらします。

  • マーケティング– AIチームメイトは、キャンペーンの概要を作成し、成果物を追跡し、ROI(投資対効果)を報告するキャンペーン・ストラテジストとして機能します。また、コンテンツの下書き作成、バリエーションのブレインストーミング、ブランドガイドラインに基づくアセットのレビューを行い、クリエイティブ開発を加速させるクリエイティブ・パートナー(Creative Partner)としても活躍します。
  • IT– AIチームメイトは、サービスリクエストを自動で分類し、チケットを振り分けるITチケット管理スペシャリスト(IT Ticketing Specialist)としての役割を担います。さらに、トラブルシューティングを行い、繰り返し発生する課題のパターンや傾向を特定し、解決策を記憶してナレッジベースを最新の状態に保つことが可能です。
  • プロダクトとエンジニアリング– AIチームメイトは、バグレポートを解釈し、重複を統合し、重大度を評価する初動対応のバグ調査担当(Bug Investigator)として機能します。さらに、ユーザーストーリーの進捗を追跡し、リスクのある項目にフラグを立て、スプリントの成果を要約するスプリント・アクセラレーター(Sprint Accelerator)としても役立ちます。
  • オペレーションとPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)– AIチームメイトは、部門横断的なローンチを追跡し、依存関係を監視し、リスクを検知して警告するローンチ・ナビゲーター(Launch Navigator)として機能します。さらに、詳細なプロジェクトデータを要約し、経営層向けに分かりやすくまとめた簡潔なレポートにするインサイト・アナリスト(Insights Analyst)としての役割も担います。

「私が最も感銘を受けているのは、当社の顧客がAIチームメイトの価値をいかに早く見いだしているかという点です」とロジャーズは述べています。「あらゆる業界のチームが、有意義な業務を委任する新しい方法を発見しており、可能なことを把握するにつれてそのユースケースはますます広がっています。自律性を追い求めるのではなく、人間とAIの協働を極めた組織こそが先行することになるでしょう。そのような組織は、より速く行動し、より大きな目標を達成し、容易には再現できない競争優位を築くことができます。私たちは、そのすべてを可能にするプラットフォームであることを誇りに思っています。」

グローバル企業は自律性より協働を選択

「アサナのAIチームメイトは、業務データに蓄積された組織知を安全に引き出し、重要な経営判断に役立つデータに基づいたインサイトを生成します。あるユースケースでは、数週間かかる複雑な調査を数時間で完了しました。これにより、チームの運営方法が進化し、大規模に成果を上げる力を後押ししています。」

– モーニングスター最高情報責任者(CIO)、ローラ・コール

提供状況

AIチームメイトは現在ベータ版で提供されており、FY27年度第1・四半期に一般提供が開始される予定です。

アサナについて

アサナアサナは、人間とAIのコラボレーションのための主要なワークマネジメント・プラットフォームです。アクセンチュア、アマゾン、アンスロピック、スズキなど17万以上の顧客が、チームの連携と組織へ与えるインパクトの加速のためにアサナを活用しています。戦略的施策、部門横断的なプログラム、全社的な目標の管理において、アサナは複雑な状況を明確化し、チームとAIがあらゆる場面で協働しながら計画を行動へと移せるよう支援しています。詳細はwww.asana.comをご覧ください。

 

1TheAgentCompany:重要な実世界タスクにおけるLLM(大規模言語モデル)エージェントのベンチマーキング、カーネギーメロン大学、2025年9月10日。

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Kaylee Hill
press@asana.com

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