- 海自の護衛艦「さみだれ」がスリランカ海軍と親善訓練
- 東村山市は多文化共生市民フォーラム、外国人の人権機関創設の提言者等が登壇
- 拡大ASEAN国防相会議が開催、中谷防衛大臣が出席
- 大村知事の愛知県は人権ポスター制作、外国人地方参政権や二重国籍容認の提言者らと協力
- 英利アルフィヤ外務大臣政務官が中国と関係が深いカンボジアに訪問
- 福岡県は留学生向け合同企業説明会、麻生グループの麻生介護サービス等が参加
- 富山県でインドネシア・ベトナムの技能実習生らが日本語スピーチコンテスト
- 大村知事は公金投入で宗教・信条の配慮が必要なムスリム旅行者を誘客
- 環境省はタイでJCMセミナー
- 三重県は外国人患者対応セミナー、医療機関が外国人・宗教に配慮へ
- 最新ニュース一覧を見る
東芝:ワイヤーハーネスの削減に貢献するCXPI通信ドライバー/レシーバーICのサンプル提供開始について
川崎--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 東芝デバイス&ストレージ株式会社は、車載ボディー系アプリケーション向けに、車載通信プロトコル規格CXPI[注1]に準拠した物理層インターフェース対応のCXPI通信ドライバー/レシーバーIC「TB9032FNG」のテストサンプル提供を今月から開始します。
近年の急速な自動車の電動化、車載システムの電装部品増加、複雑化にともない、ワイヤーハーネスの増加による車両重量増が課題になっています。この課題解決には、HMI[注2]のスイッチ、センサーなどから1対1で接続する従来のシステムから、多重伝送の車載通信技術によりワイヤーハーネスを削減するシステムへの変革が必要です。HMIにおいて既存のCAN[注3]はコスト面で、LIN[注4]は応答性で課題がありました。
CXPIは、CANよりも低コストながらLINでは実現できなかった応答性に優れた車載サブネットワークに適した日本発の車載通信プロトコルの国際標準規格です。新製品は、応用例として、モータードライバーとCXPI通信を組み合わせて、ドアロック、ドアミラー制御を行うなど、車載ボディー系アプリケーションのネットワークのインターフェースや、ゾーンECU[注5]のインターフェースとして好適です。
新製品は、外部端子によりコマンダーノードとレスポンダーノードの用途に切り替え可能で、いずれのノード用途としても使用できます。また、消費電流(スリープ) (IBAT_SLP)を標準5μA[注6]に抑え、待機時の低消費電流を実現しました。さらに、過熱検出、低電圧検出などの異常検出機能を搭載しています。
パッケージは、標準的なパッケージサイズのP-SOP8-0405-1.27-002 (6.0×4.9mm)を採用しています。
動作温度範囲を-40~125℃に拡張し、車載電子部品認定規格であるAEC-Q100(Grade1)に適合予定です。
当社は、本製品で培ったCXPI物理層の技術資産を活用することで、今後はCXPI物理層、CXPIコントローラー、プロトコル制御用ハードウエアを一体化したインターフェースICを順次開発していく予定です。
[注1] CXPI(Clock Extension Peripheral Interface) : LINを進化させた車載サブネットワーク用の日本で企画、開発された通信規格
[注2] HMI(Human Machine Interface) : 人と機械が相互にやり取りできる仕組み
[注3] CAN(Controller Area Network) : 主に自動車用の通信ネットワークとして用いられるシリアル通信規格
[注4] LIN(Local Interconnect Network) : CANと比較して、低コスト、低速の車載サブネットワーク用の通信規格
[注5] ECU(Electronic Control Unit) : 主に自動車に搭載される電子制御ユニット
[注6] 測定条件 : VVIO=4.5~5.5V、VBAT=7~18V、Ta=-40~125°C、NSLP=L、TXD=H、BUS=VBAT
応用機器
車載機器
- ボディー系アプリケーション (ステアリングスイッチ、メータークラスタースイッチ、ライトスイッチ、ドアロック、ドアミラーなど)
- ゾーンECU
新製品の主な特長
- 車載通信プロトコル規格CXPIに準拠した物理層インターフェース
- 車載ボディー系アプリケーションに適した高速応答性 (LINと比較した場合)
- 外部端子によりコマンダーノードとレスポンダーノードの用途に切り替え可能
- スリープモード搭載
- 低消費電流(スリープ) : IBAT_SLP=5μA(typ.)
- 各種異常検出機能:過熱検出、低電圧検出、ドミナントタイムアウト
- P-SOP8-0405-1.27-002パッケージ
- AEC-Q100(Grade1)適合予定
■新製品の主な仕様
|
(特に規定しない限り、Ta=-40~125°C) |
|||||
品番 |
||||||
規格 |
ISO 20794-4 (車載通信プロトコル規格CXPI物理層) |
|||||
機能 |
物理層インターフェース |
|||||
ノード選択 |
可能 (外部端子によりコマンダーノードとレスポンダーノードに切り替えできます。) |
|||||
絶対最大定格 |
電源電圧1 VBAT (V) |
Ta=25°C |
-0.3~40 |
|||
動作範囲 |
BAT正常動作範囲 VBAT (V) |
7~18 |
||||
VIO正常動作範囲 VVIO (V) |
4.5~5.5 |
|||||
動作温度範囲 Ta (°C) |
-40~125 |
|||||
消費電流(スリープ) IBAT_SLP (μA) |
typ. |
5 |
||||
通信速度 (kbps) |
max |
20 |
||||
異常検出機能 |
過熱検出、低電圧検出、ドミナントタイムアウト |
|||||
パッケージ | 名前 |
P-SOP8-0405-1.27-002 |
||||
寸法 (mm) |
typ. | 6.0×4.9 |
||||
信頼性試験 |
AEC-Q100(Grade1)に適合予定 |
|||||
量産開始 |
2024年3月 |
|||||
|
新製品の詳細については下記ページをご覧ください。
TB9032FNG
当社の車載ネットワーク通信向け製品の詳細については下記ページをご覧ください。
車載ネットワーク通信
※社名・商品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。
※本資料に掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
Contacts
お客様からの製品に関するお問い合わせ先:
車載営業部
お問い合わせ
報道関係の本資料に関するお問い合わせ先:
東芝デバイス&ストレージ株式会社
デジタルマーケティング部
長沢 千秋
E-Mail: semicon-NR-mailbox@ml.toshiba.co.jp
このリリースはビジネスワイヤからの提供を受けて掲載しています。
リリース内容については、それぞれの発表元企業にお問い合わせください。