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ベトナムでは経済成長・ライフスタイルの欧米化により、ベトナム国民は多種多様で多量のテレビコンテンツを要求していた。そのため、国営テレビ局のベトナムテレビが自国民へ幅広くコンテンツを提供していたが、自局のみでの番組製作力には限界があるため、日本政府は「ベトナムテレビ番組ソフト整備計画」として4,940万円を限度とした一般文化無償資金協力を昨年の4月から実施していたが、この支援が完了したことを発表した。
ベトナムでは、ベトナムテレビが最大規模の国営テレビ局として、ベトナム国内全域に24時間の放送を行っており、1日あたり100時間以上の番組を提供していた。しかしながら、番組制作能力の不足により、高度な製作力が必要となる教育・ドキュメンタリー番組などは他国制作の番組に依存している状況であった。そのため、今回の「ベトナムテレビ番組ソフト整備計画(the Project for the Establishment of TV Programs of Vietnam Television)」が実施された。
今回の支援により、ベトナムテレビに日本の良質なドキュメンタリー番組(24番組169本)や教育番組(12番組338本)の供与が実施された。これにより、同国民に日本の経験・知識が広く共有され、幅広い層の人材育成に寄与するとともに、日本に対する理解の促進が期待される。