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ベトナム政府は、ベトナム政府が提供するワクチンを接種した際に生じた副反応などの健康被害への補償に関して、現時点では在留外国人は補償制度の対象に含めていない。
在ベトナム日本大使館によると、ベトナム政府の現時点における対応は、ベトナム政府が提供するワクチン接種に伴い生じた副反応などの健康被害に関しては、「死亡又は重大な合併症」の場合にのみ補償する制度を有している。しかしながら、ベトナム保健省によると、現時点では、在留外国人は、当該補償制度の対象に含まれていない。また、ワクチン接種に伴い生じた副反応等、健康被害については、海外保険に加入されている者は、自身の海外保険がこれらの治療等に適用されるかどうかを保険会社に確認するとともに、企業や団体に勤務している者は、所属先の組織に対し、ワクチン接種に伴う健康被害への補償の内容を確認するように呼び掛けている。
在ベトナム日本大使館が公開しているよくある質問によると、「ベトナム政府当局から、ワクチン接種を受けるよう言われたが、受けなくてはなりませんか」との質問に対しては、「接種に関する詳細は、勤務先企業等を通じ、地方自治体(省・市)保健局又は最寄りの保健センターに確認するとともに、当館では、ワクチンの接種は義務ではないと聞いている」との旨を回答している。また、「日本政府は、ベトナムでワクチンを受けることを推奨していますか」との質問に対しては、「ベトナム国内でワクチン接種を受けるか、受けないかは、あくまで皆様ご自身でご判断くださいますようお願いします」との旨を回答している。