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在ベトナム日本大使館は、日本国内の6つの人文学研究機関を擁する人間文化研究機構が、ベトナムのハノイ国家大学人文社会科学大学と学術交流協定を調印したことを発表した。
人間文化研究機構は、日本国内の国立歴史民俗博物館、国文学研究資料館、国立国語研究所、国際日本文化研究センター、総合地球環境学研究所、国立民族学博物館の6つの人文学研究機関を擁する組織である。この人間文化研究機構が、ハノイ国家大学人文社会科学大学と学術交流協定を調印した。
人間文化研究機構とハノイ国家大学人文社会科学大学は、今回の協定に基づき、今後は歴史・文学・言語・文化といった幅広い人文学分野での共同研究・人材育成・研究者交流を実施していくこととなる。この学術交流協定の調印式には、ハノイ国家大学人文社会科学大学学長、ファン・ハイ・リン東洋学部元日本学科長、文化研究機構機構長らが参加した。
日本大使館の代表は挨拶で「現在の日ベトナム間は史上最高の関係と言われており、両国の指導者間では政治・安全保障上の利益を共有するとともに、経済分野では去年及び一昨年の日本の対ベトナム貿易投資額は世界一位となりました。また、日本に住むベトナム人は現在約39万人であり、ベトナムの在留日本人は約2万3千人でいずれも過去最高です。日本とベトナムを代表する人文科学研究機関同士が手を組むに至ったことは、この分野の研究が拡大し、日ベトナムの国民間の友好関係の基盤がますます深化することに寄与します。本日の行事は、時宜を得たものであり、深く感謝申し上げます。」との旨を述べた。