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訪日中のタイ王国のスパッタナポン・パンミーチャオ副首相兼エネルギー大臣は、松野博一内閣官房長官と萩生田経済産業大臣と4月21日にそれぞれ会談を実施した。
松野博一内閣官房長官との会談では、松野官房長官からは、日タイ修好135周年を迎える本年はタイと更に協力を深め両国の経済関係を一層発展させるとともに、「自由で開かれたインド太平洋」と原則を共有するAOIPの実現に向けた具体的協力も進めていきたく、経済分野においてタイは日本にとって重要な戦略的パートナーであり、両国の協力を更に進めていきたい旨が述べられた。スパッタナポン副首相からは、日本との一層の経済関係強化への期待が表明されるとともに、タイの新たな国家戦略モデルである「BCG(バイオ・サーキュラー・グリーン)経済モデル」に基づき、日本の「グリーン成長戦略」とも協調しながら協力を進めていきたい旨が述べられた。
萩生田経済産業大臣との会談では、「アジア未来投資イニシアティブ」に基づく、サプライチェーンの強靭化に向けた取組や、デジタル技術を活用した社会課題の解決につながるプロジェクトの支援などの具体的な投資支援策や、タイのカーボンニュートラルに向けた現実的なエネルギートランジションへの協力など、日タイ両国の経済関係を深めるための様々な意見交換が行われた。