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日本政府とタイ政府は、「第1回 日・タイのスマートシティ分野における連携促進ワークショップ」を7月19日にオンラインで開催し、タイ側は日本のAI画像解析技術に対して高評価を行った。
このワークショップのプログラムは、「開会挨拶」、政策対話「日本のスマートシティ支援策」「プーケットにおけるスマートシティ実現のための課題と目指す方向性」「プーケットにおける道路交通ネットワークの課題と対応」、「プーケットにおけるCCTVを活用したAI画像解析技術を用いた解析結果の報告」、「質疑応答」、「プーケットにおけるスマートシティへの今後の日本からの協力」、「閉会挨拶」となった。出席したのは、タイ側は、運輸省・デジタル経済振興公社・警察・プーケット県・地元企業など、日本側は国土交通省・在タイ日本国大使館・日本企業関係者などとなる。
ワークショップでは、日本側からはスマートシティ分野における今後の取組や支援策を紹介するとともに、プーケット島のCCTVデータを基に AI 画像解析技術で分析した結果を紹介した。タイ側からは、プーケット島の渋滞・事故の現状や計画中のインフラ整備計画についての情報共有が行われた。また、タイ側から、事故・渋滞対策のためにAI画像解析技術を積極的に活用したいとの意見や、環境問題への配慮や持続可能な都市構造への転換のために活用可能な技術に関する多くの質問が寄せられ、AI画像解析をはじめとする日本技術の適用に高い関心が示された。
今後の国土交通省は、「日ASEAN相互協力による海外スマートシティ支援策(Smart JAMP)」の枠組みを通じて、プーケットにおけるMaaS実証実験やスマートシティ化の検討などの支援を行っていく予定である。