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日本政府は、タイのパンガー県における移民労働者の子供の通学環境の整備を支援するため、ピックアップトラック2台を整備する支援を実施する。
タイの南部にあるパンガー県では、10万人から15万人のミャンマー人移民労働者とその家族がいると推定されている。この移民労働者の子供たちはタイの公立学校に通う権利はあるものの、語学の問題や社会的偏見から学校側が受け入れない、もしくは学校に通えない児童も多くいるため、教育開発財団は2004年より移民労働者の子供のために学校の運営を行っていた。この学校では、生徒の送迎のためのスクールバスを保有しているが、耐用年数を超え使用しているので修理費がかさんでいるとともに、バスの購入費用を賄うことができない状況であった。
そのため、日本政府は、財団の要請を受けて、草の根・人間の安全保障無償資金協力により「パンガー県における安全な送迎に向けた輸送計画」を支援するため、総額3,820,000バーツの供与を決定した。この支援では、ピックアップトラック2台を整備する。