国土交通省では、日本の質の高い物流システムの展開に向けた環境整備を図るため、「日タイ物流政策対話」と「日タイコールドチェーン物流ワークショップ及び商談会」をタイの首都バンコクで10月2日から3日にかけて開催することを発表した。
国土交通省では、「国土交通省インフラシステム海外展開行動計画2019」においてASEAN 諸国との政策対話・ワークショップを通じて相手国の発展及び海外展開の基礎となるビジネス環境を整備していく方針である。また、関係省庁・関係機関と連携して高品質で環境に優しいコールドチェーン(スマートコールドチェーン)の実現に向けた「ASEANスマートコールドチェーン構想」を策定している。今回は、この取り組みの一つとして、タイとの間における対話とワークショップなどが開催されることとなった。
「日タイ物流政策対話」は10月2日にタイ運輸省内会議室で開催される。出席予定者は日本側は国土交通省・在タイ日本大使館・物流関連団体・物流事業者、タイ側はタイ運輸省・関係省庁・物流関連団体などとなる。プログラム内容は、『両国における物流政策について』『両国におけるコールドチェーン物流促進に関する取組について』『両国におけるグリーン物流促進に関する取組について』となる。
「日タイコールドチェーン物流ワークショップ及び商談会」は10月3日にPullman Bangkok Grande Sukhumvitで開催される。出席予定者は日本側は国土交通省・農林水産省・環境省・経済産業省・在タイ日本大使館・JICA・JETRO・JOINにくわえて、物流関連団体・物流事業者・物流機器メーカー・認証機関・商社などとなる。タイ側はタイ運輸省・関係省庁・学識者・物流関連団体・物流事業者・荷主企業などとなる。プログラム内容は『コールドチェーン物流を支える物流機器や技術等の紹介』『コールドチェーン物流の構築に向けた支援策の紹介』『先進的なコールドチェーン物流サービスの紹介』『コールドチェーン物流における衛生管理の重要性について』『コールドチェーン物流サービスの国際標準化の重要性について』となる。また、初の試みとして、日タイ両国の物流事業者などのビジネスマッチングの機会創出を目的とした各社の商談会ブースを設置する。