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岸防衛大臣とシンガポールのウン・エンヘン国防大臣は、日シンガポール防衛相会談を6月11日に実施した。
両大臣は、会談で「地域情勢の意見交換」「二国間の防衛協力・交流の意見交換」などを実施した。
「地域情勢の意見交換」では、ロシアのウクライナ侵略によって国際秩序の根幹が揺らぐ中で、両国が引き続き緊密に連携していくことを再確認した。その中で、岸大臣は、東シナ海や南シナ海をめぐる情勢について、力を背景とした一方的な現状変更の試みや緊張を高めるいかなる行為にも強く反対するとの意思を改めて表明した。
「二国間の防衛協力・交流の意見交換」では、両大臣は防衛装備品及び技術の移転に関する協定について正式に交渉が開始したことを歓迎し、今後具体的な移転案件の協議を更に加速させていくことで一致した。その上で、今後も、防衛当局間の緊密なコミュニケーションを継続するとともに、両国間の防衛協力・交流を引き続き強化していくことで一致した。
なお、岸防衛大臣は、19回IISSアジア安全保障会議(シャングリラ会合)出席のためシンガポール訪問しており、この訪問の機会をいかして、「日米韓防衛相会談」「日米豪防衛相会談」「日加防衛相会談」「日フィジー防衛相会談」「日豪防衛相会談」「日ニュージーランド防衛相会談」「日中防衛相会談」も実施している。