第26回アセアン元日本留学生評議会(ASCOJA)総会が、2月18日から20日までシンガポールにおいてハイブリッド形式で開催された。
ASEAN元日本留学生評議会(ASCOJA)は、1977年に設立されたASEAN各国の元日本留学生協会の連合体組織である。会員総数は5万人を超えており、ASEANメンバー国の閣僚を始めとする著名人が所属しており、ASEAN各国の元日本留学生協会が持ち回りで年一回総会を開催している。
今回は第26回目となる総会が開催されることとなり、日本からは鈴木貴子外務副大臣がビデオメッセージを発出した。
鈴木副大臣は、「ASEANを横断する組織であるASCOJAは、日本留学の経験を通して育まれた友情、信頼、学びを、皆様と日本との間の『線』としてだけでなく、ASEAN全体という『面』に広げていく大きな役割を果たしており、日本にとって常に心強い存在です。外務省としては、ASCOJAによるシンポジウム開催やASCOJA推薦の国費留学生のリーダー育成事業を支援しています。今年度開催された、フィリピンとマレーシアでの分野別シンポジウムや、国費留学生による文化紹介事業『アセアン祭り』は、それぞれ大変好評だったと伺っております。今後もこのような取り組みを力強く支援し、ASEANの皆様との友情を更に発展させていきたいと思います。来年は日本とASEANの友好協力50周年の記念すべき年です。日・ASEAN関係を新たなステージに引き上げるために、ASCOJAを始め、ASEAN各国の皆さんと更なる交流の促進に取り組んでいきたいと思います。最後に、『ASEANと日本のアフターコロナの規範』をテーマとする今回の総会の成功、そして、何よりも皆さんのご健勝をお祈りして、私の挨拶とさせていただきます」との旨を述べた。